生活心理学とは

性格を理解する

「何となく生きづらい」「異動や転職をしても人間関係に悩まされる」「父母や配偶者、子どもとどう接していいか分からない」こんな悩みを持つ方は、結構な割合でいらっしゃると思います。同僚との人間関係が嫌で転職したのに、転職先で再び前の職場と同じような同僚が現れ、やはり同じように人間関係が嫌になり、転職を繰り返す。転職の都度待遇は悪くなり、再び同じような人間関係に悩む。

それって辛いですね。しかしそれは転職先に原因があるのではなく、転職先の同僚に原因があるのでもありません。原因は他ならぬ「自分自身」なのです。自分自身が発する何かがあって、他人がそれに反応して、自分にとって嫌な態度や言動を見せているのです。つまり他人の反応は、自分自身を映し出す鏡なのです。

それが腑に落ちると、変えるべきは職場でも他人でもなく、自分自身であることが分かります。そのための第一歩が「本当の自分を知る」ということ。本当の自分を知ると、他人にそういう反応をさせてしまう理由や原因が分かるようになってきます。そんなことを学べる講座があれば、人間関係も改善し、仕事も上手く行くようになる、そう思いませんか?

人間関係の心理学

「自分」というものが分かるようになると、不思議な事に「他人」というものも分かるようになってきます。これまでは他人の棘のある言葉を、自分自身の問題としてまともに受け取ってしまい、自分を傷だらけにしていたのですが、その場面をまるでドローンのように上空から眺められるようになります。これは「他人事として捉える」という意味ではなく「自分自身の問題にせず、自分が傷つくことを上手に回避する」という意味です。

こうなると、人間関係で悩むことが激減します。相手の言葉の中から、相手の真意を巧みに読み取り、その真意に素早く答えられるようになりますから、相手はそれ以上の棘を出さなくなり、結果として自分も傷つかずに済むのです。そうなると、職場内での評価も上がり、居心地や待遇が改善されていくようになるでしょう。

ストレスと付き合う

例えば日常的にパワハラを行う上長や、クレーマー、モンスターペアレントなど、他人に不必要なストレスを与える人がいます。こういう方々に対してスカッとするような仕返しが出来たら最高ですが、実際には難しいでしょう。しかし「因果応報」を知っていれば、そういう方々は後日、自分自身が発した言葉で痛い目に遭うということが分かりますから、「仕返しをしたい」という気持ちがスッと消えて行きます。つまり「知っている」ということはそれだけ強いのです。

それでも締め切りや過度な期待を受けることは、ストレスに感じることもあるでしょう。例えば締め切りに追われる原因が、ギリギリまで先延ばしにしてしまうことにあるのならば「早めにとりかかる」というのがその予防法になります。

しかしその「早めにとりかかる」ができない場合は、さらにその原因を探っていくことになります。例えば「完璧じゃないと提出できない」「準備がすべて整わないと始められない」という場合、自分の中にある「完璧主義」が原因です。その場合、相手の求めるクオリティを聞いてみるのが良いでしょう。相手は10割ではなく、5割で一度見てみたいと希望しているかもしれません。そもそも相手が求めるクオリティに対して、自分のハードルが高すぎることに気づくかもしれません。それだけでストレスは激減するのではないでしょうか?

過去・現在・未来の自分探し

人は過去から現在までに、様々な感情を経験しています。笑ったこともあったし、嬉しかったこともあったでしょう。その逆で、泣いたことも、嫌だったことも、痛かったこともあったと思います。どちらかというと、人は後者の方をよく覚えていて、前者についてはほぼ忘れてしまいます。つまり「辛い過去」しか頭に残らないということですね。お年寄りのお話を聞いていると、苦労話が多いのはこういう理由なのです。

ここで嬉しかったこと、楽しかったことを思い出すことができたらどうなるでしょうか?「あれ?自分の人生、結構いいこと多かったじゃん」と思えるようになると、自分の評価を自分で上げることができるようになります。その結果として現在の自分を大切にし、自分の未来も大切にするようになります。

本当の私らしさを求めて

ユーキャンの生活心理学講座は、暮らしに即役立つ講座です。定期的に届けられる分かりやすいテキストを読むだけでも十分役立つ内容ですが、一番役立つのは「心理テスト」でしょう。ご自身の性格や深層心理が浮かび上がるような設問で構成されていて、診断結果をもとに個別のアドバイスを受けることができます。このアドバイスが的を得ていると大変評判なのです。