介護事務の資格は独学で取得できる?すきま時間を使って最短で学べる方法
これからは社会がどんな状況になっても介護の仕事は増えていくと言われています。どんなに仕事のAI化が進んでも、ご高齢の方々を支えていくのはやはり人間以外にないでしょう。
介護の現場では、介護に関する知識・スキルの他に、社会福祉と介護をつなぐ事務手続きに関する知識も重要です。誰がどのような介護手続きが適しているかを判断し、正しく事務手続きすることが介護の第一歩となってくるからです。
そのため、介護職ではたらく人が介護事務の資格をもっているかどうか?は優秀な人材かどうかを判断する一つの目安になるのです。
介護事務の仕事内容は?
介護事務とは、介護サービスを提供する会社や事業所で、必要な書類を作成したり、ケアプランを立てたりする仕事のことです。
介護を受ける人や家族の方とのコミュニケーションをとりながら、その方に最も適したサービスは何かを考えて提供できるように尽力します。
介護問題が社会の中でますます大きく取り上げられている現代では、介護の現場を支える介護事務の需要は高まっています。
介護事務の就職先は?
介護関係の仕事はいろいろあります。介護事務もその中の一つで、就職に有利という理由で介護事務の資格を取得する人が増えています。
私たちは40歳になると介護保険に加入します。将来、介護保険サービスを利用することになったとき、かかる料金の1~2割を自己負担することになりますが、残りは都道府県の国民健康保険連合会に請求できます。
その内訳は一般の人には分からないため、介護報酬のルールに従った専門家による計算が必要となります。そのような介護給付費明細書(レセプト)を作成するのも介護事務の大切な仕事です。
介護事務として働く場所
介護事務の資格をとると、次のような場所で仕事をすることができます。
- デイサービスセンター
- ヘルパーステーション
- 訪問看護ステーション
- グループホーム
- 特別養護老人ホーム
- 老人保健施設
介護事務の仕事は忙しい時期とそうでない時期があるので、現場でケアマネージャーのサポートをすることもあります。
介護事務の資格をもつ人は、事務に関することだけでなく、介護についての幅広い知識を身につけています。そのため、多くの介護の現場や職場で介護事務は必要とされています。
介護事務管理士の資格が代表的なもの
介護事務の資格は民間資格です。なので、介護事務資格を認定する団体は複数あって、介護事務の資格名も発行する団体によってさまざまです。
どの運営団体を選ぶかで取得する資格の名称が変わるということですね。
その中でも介護事務管理士は代表的なものといえます。介護事務管理士は、2000年に介護保険制度が施行されたときに誕生しました。
技能認定振興協会(JSMA)が認定・発行しています。
介護事務管理士は介護事務の資格としては日本で初めてのもので、歴史と実績があります。介護事務資格の中では一番信頼されている資格と言えます。
介護事務の資格はどれを取得しようかと迷っている人は、介護事務管理士を選べばまず安心なのでオススメです。
介護事務の給料はどれくらい?
介護事務の給料は正直言ってどの職場でもそれほど高額ではないかもしれませんが安定しています。
正社員なら月給18万~20万円、時給だと900円~950円くらいが平均のようです。ただ給料は、職場の大きさや経験の有無などが反映して、事業所ごとに決められるので一概には言えません。
介護事務はデスクワークが中心でほとんど残業の必要性も無いため、子育て中の主婦や、仕事と家庭を両立させたい人にとっては長く続けられる仕事です。
これから先、給料の額よりも安定していて働きやすい仕事に就きたい人は、介護事務の資格を取っておくといいかもしれませんね。
介護事務管理士(R)技能認定試験の内容は?
介護事務の試験は資格を認定する運営団体ごとに実施されますが、どこを受けても出される内容は大きくは変わりません。
例えば介護事務管理士の試験を例にとって大まかに書くと次の通りです。
- 試験時間は2時間
- 法規や介護請求事務に関する学科試験(マークシート) 10問
- レセプト作成に関する実技試験 3問
学科試験と実技試験は、ともに70点以上が合格基準です。合格率は50%くらいです。
介護実務試験を受けるのに資格や制限はなく、誰でも受験が可能です。
学習範囲が限られているし、年に6回も試験があるので、介護事務は誰でもやる気さえあればチャレンジしやすい資格だと思います。
介護の現場では今人手を必要としているので、幅広い年代の人が介護事務の試験にチャレンジし、資格を取って就職や転職に生かしています。
介護事務の資格は独学でとれる?
介護事務の資格を本などを読んで独学で取ろうと思えば不可能ではないと思います。受験するのに年齢や経験などの条件はないので、誰でも必要な知識さえあれば合格できる可能性があるからです。
ただ次のような点で難しいことも出てきます。
- 介護事務に必要な試験のポイントや傾向が独学では分かりづらい。
- 自分一人では勉強を頑張り続けるモチベーションが保ちにくい。
- 疑問点や難しい問題が出てきたときに質問できる相手がいない。
独学ではさまざまな壁にぶつかりやすいのです。
人に頼らず独学で資格をとれるならそれに越したことはありませんが、一人で勉強することは、実際はそれほど簡単にはいかないのが現状です。
資格取得は通信講座がおすすめ
最短で介護事務の資格を取得しようと思う場合は専門の先生がいるスクールに通うのが一番いいと思います。
介護事務に関する専門的な指導を受けながら勉強することができるからです。勉強のポイントも分かるし、多少費用は多くかかるかもしれませんが、確実に試験合格につながるのではないかなと思います。
ただ介護事務についてのスクールはあまりありませんから、家の近くにない場合は、介護事務の通信教育を受講するという方法もあります。
通信講座の中でもおすすめはユーキャンの介護事務講座です。平均4ヶ月で終了できるし、費用も思ったほどかからないんですよ。自分で教材を買ったり、何回も受験したりするよりは安いと思います。
興味のある人はユーキャンの公式HPを覗いてみてくださいね。
介護事務の資格があれば求人でも優位に
介護事務は必ずしも資格がないとなれない仕事ではありませんが、求人の際は介護に詳しい人材が求められています。介護事務の資格があれば求人に応募する時に履歴書に書くことができます。
介護の現場は人手不足なので、介護職員が事務の仕事を兼ねていることもよくあります。事務の人を採用するなら、介護事務の知識が全くない素人に最初から教えるよりは資格をもっている人の方が当然優先されます。
それに介護の仕事は増えることはあっても今後無くなることはまずないので、今のうちに介護の資格をとっておくと将来的にも安心ですね。
介護保険に関する勉強をして資格まで取っておけば、たとえ仕事をしなくても、家族を介護することになったときにその知識が大いに役立つはずです。
介護事務の資格 口コミ
介護事務の資格に関する口コミを見つけたので紹介しますね。
老人ホームの管理者をするなら資格はいらないのかもしれないけど、実務経験がいらない「介護事務」資格は取っておきたいな。
「金と知識は荷物にならない」が祖父の口ぐせだったよ。笑通信講座もあるようなのでやってみよう。
— に こ ❄ (@25MASAHARU) January 20, 2019
ユーキャンの介護事務管理士技能認定試験に合格しました。
危なかったはず…なのでよかった❤️ pic.twitter.com/A80pA02QeH
— 介護のゆきさん (@yukisan1008) December 15, 2017
介護事務の資格を通信講座でとったという口コミは他にも見られました。
ユーキャンの介護事務講座のメリット
介護事務の資格をとるためのカリキュラムは専門学校や資格取得スクールなどにあると思います。
でも仕事をしながらではスクールなどに通う時間はありませんよね。
そんな方には口コミでもよく見られるユーキャンの通信講座を利用するのがおすすめです。
介護事務のテキストは書店や通販ではなかなか見かけることがなく、個人では入手困難です。
ユーキャンの介護事務テキストは過去の試験を分析し、できる限り分かりやすくまとめられた工夫がされています。
これから介護事務の資格取得に向けて学び始めたい人にはピッタリですよ。
介護事務の知識やスキルはこれからの高齢化社会にはおそらく必須のものです。
介護事務の求人はますます多くなっていくものの一つなのではないかなと思います。
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