音楽健康指導士の合格率は難易度高い?仕事や求人はなるの?

音楽健康指導士ってなに?

「超高齢化社会」到来と言われる日本のこれからの時代において、介護の仕事はもはや切っても切り離すことのできない仕事となりました。

「音楽健康指導士」とは、「うたと音楽」を使ったレクリエーションを実践するスペシャリストです。

音楽健康指導士として、運動能力が低下してくる高齢者が楽しく気軽に身体を動かすきっかけづくりのお手伝いをする仕事といえばわかりやすいかも。

音楽健康指導士の仕事のニーズは?

音楽を使ったレクリエーションは楽しいだけでなく、参加者の状態や目的に合わせ、身体・口腔・認知機能の維持や改善に効果が期待できます。

健康寿命の延伸とQOL向上にも役立ち、介護現場や高齢者の集まるコミュニティ施設などさまざまな場所でそのニーズが期待される資格なのです。

音楽健康指導士といっても、音楽の専門知識は不要。それよりも高齢者の特性を理解し、身体的、精神的、社会的にアプローチができる人材に向いている資格で、介護現場で活躍が期待されています。

 

音楽健康指導士の合格率は?

音楽健康指導士は、通信講座でおなじみのユーキャンの講座で取得することができます。

ユーキャンの通信講座はCMなどでも、忙しい芸能人でも資格を取得したりしているのをみると、かなり合格率、難易度などハードルは低いのかな?ってイメージなんですが、音楽健康指導士の合格率などはどの程度のものなんでしょう?

 

合格率は非公開?

↑でも紹介したように、音楽健康指導士の資格合格へのプロセスは、ユーキャンの講座を受講して、「添削課題」を提出し、「修了課題(資格認定試験)」を提出して基準点をクリアしていれば合格できます。

しかも一発勝負の資格試験ではないので、自宅で受験できますし、自分のペース、タイミングでできるのがいいですね。

そういう意味ではかなり難易度は低い?のかなと思うのですが、難易度の判断基準にもなる音楽健康指導士の合格率って探しても見つけられませんでした。

非公開?ってことではないみたいなんですが、ネットでいろいろ調べてみると、まだ始まったばかりの講座なので、合格率は公表されていないようです。

音楽健康指導士になるには

「音楽健康指導士」は、通信講座の「ユーキャン」の「音楽健康指導士」講座を受講し、資格認定試験(修了試験の添削課題)を提出し、合格すれば「音楽健康指導士準2級」の資格を手にすることができます。
この音楽健康指導士の講座を2020年3月よりユーキャンで始まったばかりの講座ですので、世の中にまだまだ普及していません。
ユーキャンの講座では、認知症や高齢者の特性など介護に関わる基礎知識はもちろん、声掛けや話のネタ、指導ポイントまで、うたと音楽を活用したレクスキルを基礎から身につけられるカリキュラムになっています。初学者の方でも無理なく資格を目指せるのが特徴です。
また、日ごろの勉強も、試験の受験も在宅でできるので、無駄な時間を費やすことなく最短で資格取得を現実のものにすることが可能です。1日約20分の学習時間を継続すればマスターできるカリキュラムも取り組みやすいポイントですね。

 

活躍できるシーン

音楽健康指導士の資格を取得してどういう場面で活躍する、仕事として活かしていくことができるのでしょう?

高齢者のいる現場ですぐに役立ちます

レクリエーションのレパートリーを増やしたい方にはうってつけ!介護施設や、コミュニティ施設などでの高齢者が集まる会を開いても、「レクリエーションがマンネリ化してきている」という理由で、参加者の足が遠のいてしまうこともありますよね。
しかし、だからといって「新しく自分で考えるのは大変……。」そんな悩みはありませんか?
音楽健康指導士の資格を学ぶことで、音楽を使った具体的なレクが学べるうえに、どんな機能に効果のあるレクなのかを理解することで、利用者さんの状態に合わせたより最適なレクを選択できるようになります。

自分のレクリエーションに自信のない方

レクリエーションの担当になったけれど、ちょっと苦手…ということもありますよね。身体の動きや声掛けなどのポイントが理解できれば、その場を盛り上げることもできるようになるし、どんどん自分のレクリエーションに自信を持てるようになることでしょう。そんなスキルが身につくのも音楽健康指導士なんです。

こんな方にオススメ

  • 介護・福祉に関わる仕事をしている人
  • 音楽や歌うことが好きな人
  • 体を動かすことが好きな人
  • 人の役に立つスキルを身につけたいと思っている人
  • 知識やスキルを資格としてカタチに残したい!と思っている人

介護現場で後輩の教育をしている方

具体的なレクリエーションの指導方法や、音楽レクが持つ健康効果を正しく伝えられるようになります。そのため、職員全体のレクのスキルアップを目指す現場のリーダーの方や後輩教育担当の方にもおすすめです。

これから介護・福祉業界を目指す方

音楽レクについてはもちろん、高齢者の特性や認知症に関わる基礎知識も身につけることができます。この資格の取得には実務経験は不問です。これから介護・福祉業界で働きたいと考えている方にも目指しやすい資格です。

音楽健康指導士を目指す人にオススメの資格

音楽健康指導士の資格取得を目指す方が併せて持っていると有効な資格です。

  • 介護福祉士
  • 社会福祉士
  • 保育士
  • レクリエーション介護士
  • 認知症介助士
  • 介護予防健康アドバイザー

レクリエーション介護士との違い

レクリエーション介護士は、さまざまな介護レクの実践スキルが身につく資格であるのに対し、音楽健康指導士は、「うたと音楽」を使ったレクリエーションに特化し、安全で楽しく効果的な実践スキルと、科学的根拠に基づいて健康効果を正しく伝えられるようになる資格です。
ですので、この両方の資格を持っていると、老人ホームやデイサービスなどの介護施設はもちろん、認知症予防事業やボランティアなどの場面で、中心的人材として活躍できるようになります。