日本語検定試験とはどういうものなのでしょう?
日本で生まれ育ち、日本語を話す私たちにとってにとっても難しいのでしょうか?
日本人が普段母国語として使っているのだから、日本語検定といっても比較的簡単な気がしてしまいますよね。
日本語検定がどれくらいのレベルなのか、どんな問題が出題されるのか、気になったことを調べてみました。
日本語検定ってなに?
日本語検定とは日本語を話したり書いたりする総合的な能力を測るための検定です。
日本人であれば誰もが日本語をきちんと使えているかと言えば意外とそうではありません。
大人になっても知らないままの日本語があったり、本来の意味や使い方を間違えて解釈していたりします。
当たり前に会話する中で、日本語の使い方の間違いに気付くこともあることでしょう。
日本語を正しく理解して適切に使うことができるようにするための手立てとして日本語検定は役立っています。
日本語検定には7級から1級まで、初心者向けの内容から上級の内容まであり、レベルや目標に合わせて選ぶことができます。
日本語検定の内容
検定の内容は以下の6つの領域があります。
- 漢字…漢字や熟語の読み方と意味・適切な使い分け
- 表記…漢字・仮名遣い・送り仮名の適切な使い方
- 敬語…場面や相手に応じた尊敬語・謙譲語の使い分け
- 言葉の意味…慣用句などの意味と用法
- 語彙…さまざまな言葉の理解と適切な使い方
- 文法…語と語の適切な連接
どの領域もバランスよく学習することが大切になってきます。
また6領域に加えて、総合問題があり、長文やグラフ、表、イラストマップなどで構成されています。
日本語検定の試験の日程は?
日本語検定は毎年2回、6月と11月に行われます。
試練時間は1~3級は60分、4~7級は50分です。
会場は指定された場所になりますが、5名以上の団体で申し込む場合は、学校や会社を受検会場とする「準会場」を選択することができます。
日本語検定1級2級3級のレベルはどれくらい?
社会人でよく受検されるのは1級2級3級あたりです。
それぞれどのくらいのレベルの内容が出されるのでしょうか?
参考までに7級までの全てのレベルについてまとめると以下のようになります。
- 1級…社会人上級
- 2級…大学卒業~社会人中級
- 3級…高校卒業~社会人基礎
- 4級…中学校卒業
- 5級…小学校卒業
- 6級…小学校4年生
- 7級…小学校2年生
日本語検定の合格基準は?
検定試験の何%くらいの得点率で正解すれば合格基準を満たすのでしょうか?
1級と2級は総合得点の80%以上、3級は70%以上が合格基準と言われています。
ただし6つの領域がどれも50%以上得点していることが必須です。
全ての領域をバランスよく勉強しておくことが大切なんですね。
それぞれの級で合格点に満たない割合が-10%程度までは準1級、準2級、準3級となります。
日本語検定の合格率は?
ここ3年間の1級~3級の合格率は以下の通りです。
- 2016年…1級9.8%、2級11.3%、3級36.7%
- 2017年…1級14.3%、2級12.2%、3級35.7%
- 2018年…1級7.6%、2級9.5%、3級40%
1級と2級は合格率およそ10%前後、3級はおよそ40%弱となっていますね。
3級から2級にステップアップする時にぐんとレベルが上がっていることが予想できます。
日本語検定の検定料は?
日本語検定の検定料は以下のようになっています。
- 1級…6,000円
- 2級…5,000円
- 3級…3,500円
- 4級…2,000円
- 5級・6級…1,500円
- 7級…1,400円
日本語検定と日本語能力試験はちがうの?
よく日本語検定と日本語能力試験が混同されることがあります。
でも、この2つは全く異なる試験で別の運営団体が主催しています。
日本語検定は日本語を使うすべての人が対象です。
一方、日本語能力試験は日本語を母国語としない人たちを対象にしています。
よく似たネーミングですので間違えないようにしてくださいね!
日本語検定試験の口コミ
日本語検定2級合格しました。
履歴書に書けますね。
勉強楽しかったし、今度は一級を受験して日本語極めていきたいなぁと思いましたです、えぇ。— あきちゃん(17歳) (@akichika0712) December 17, 2018
日本語検定は就活や学力向上にもつながるのでおすすめです。
— のけもの (@1623Kentamax) November 16, 2018
日本語検定3級合格しますた!!
来年は2級!! pic.twitter.com/p00rSA0v41— にこにこ営業霧波さん (@kirisame_hanon) December 18, 2014
日本語検定試験は多くの企業や会社が社員研修に取り入れたり、採用試験で参考にしたりしています。
日本語を正しく理解し使う能力があるかどうかは、有能な人材かどうかを見極める重要な判断基準となるからです。
就職や転職を有利にするための資格取得に日本語検定をぜひ検討してみてくださいね。
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