高認を知らなかったら人生の半分は無駄にしていた

実は高認って「飛び入」ができるんです

僕は高校受験に失敗し、1年遅れて地元の私立高校に通うことになりました。僕の地元は「公立高校偏重主義」で、公立高校に合格して親に学費や制服代の負担をかけないというのがよしとされてきた地域です。

中学に入ったころから親にそう言われて育ってきたので、公立高校に行くのが当たり前、私立に入るのは負け組とすら思っていました。なので受験に際しては私立は一切受けずに、公立高校一本で受験しました。模擬試験の結果もA判定でしたので、余裕があるフリをして、受験前日まで友達とゲームで遊んでいました。

その罰が当たったのだと思います。得意なはずの数学の、最初の問題でつまずいてしまい、残りの問題を解くことなく、そのまま試験終了を迎えてしまったのです。「終わったな・・・」僕は気持ちを切り替えることができず、そのまま他の科目も散々な結果に終わってしまいました。

かくして僕は、高校受験浪人(通称「中浪」)になってしまったのです。僕は予備校に通い、どうにか翌年私立の高校に入学することができました。中学の同級生が先輩、後輩が同級生・・・そんな状況でしたから、学校にも部活にも馴染むことができず、次第に僕は浮いた存在になっていきました。

高卒認定試験、いわゆる「高認」については中浪時代に予備校で知っていましたが、まさか自分が受験することになるとは思ってもみませんでした。なぜ高認受験を決意したのか。それは「飛び入」があったからなのです。

「飛び入」とは?

あまり意識することはないと思いますが、実は「高校卒業」というのも立派な「資格」なのです。その資格が特に必要とされるのは、大学受験の時です。大学を受験するには、高校を卒業した、もしくは高校を卒業する見込みであるというのが必要なのです。

高校2年生になったばかりの僕には、当然その資格がありません。しかし、在学中に「高等学校卒業程度認定試験」(高認)に合格すれば、2年生の冬に大学受験ができるのです。これを「飛び入」というそうです。飛び級ならぬ飛び入学ですね。つまり高校入学で1浪した僕が、中学の同級生と一緒に、同じ学年として大学に通うことができるのです。

そのためには、高認と大学受験の、両方に合格しないとなりません。僕はゲームを封印し、人生をかけて、今までしたことがない位熱心に勉強し、高校2年の12月に晴れて「高卒認定」の資格をゲットしたのです。

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高認試験は過去問で試験対策

高認は予備校に通うという手もありましたが、地元の予備校は同級生や後輩も通っているので、彼らと顔を合わせる可能性があるため、初めから除外しました。その代わりに僕が選んだのが「通信教育」でした。

通信教育では専門のスタッフが、親身になって僕にアドバイスをしてくれました。直接顔を合わせることがない、それだけで僕にとっては気持ちが楽になりました。

高認試験の試験対策は、とにかく過去問を解くことです。過去問を解くことで、自分の至らない点に気づくことができます。それを見つけたら、教科書に戻って勉強し直すのです。

高認を知らなかったと思うと、ぞっとします。

高認に合格するための勉強が、そのまま大学受験の勉強にもなり、僕は無事地元の私立大に飛び入することができました。大学では同級生と一緒にキャンパスライフを楽しんでいます。

高認を知らなかったと思うと、ぞっとします。また高認で飛び入ができるという事を知らなかったら、人生の半分は損をしていたに違いありません。高認の受験と、高認を利用した大学への飛び入。僕のオススメです。

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