待機児童問題で追い風!ベビーシッター資格取得講座

ベビーシッターとは

「ベビーシッター」という言葉は日本ではあまり耳馴染みのない言葉かもしれませんが、「babysitter」と表記される通り、その役割は母親に代わって乳幼児の世話をする人のことを言います。
対象は「乳幼児」なので、主に小学校入学前の子供が対象となりますが、一部では小学生の世話をするベビーシッターもいるようです。ただ、日本では業務を行なうための資格や免許制度が確立されていないため、保育士との線引きがあいまいであったり、どこまで対応するかという内容もベビーシッターを名乗る個人や業者によってそれぞれで違うというのが現状です。

ベビーシッターの仕事

日本の共働き家庭の増加や、離婚率の上昇などという社会的背景もあり、子供の世話をする時間が取れない家庭も比例的に増加しています。保育園や幼稚園の送迎や、小学校から帰宅した後の時間をともに過ごすことができない親が増えているため、そういった家庭や施設で子どもと一緒に遊んだり、トイレや食事、お風呂の手伝い、本の読み聞かせ、勉強サポートなど、顧客からのさまざまな依頼内容に応じた仕事をするのがベビーシッターです。
従ってベビーシッターとしての働き方もさまざまで、顧客の要望によりまったく異なります。朝から付きっきりで代理母のように働くスタイルもあれば、保育園や幼稚園、小学校が終わってから親が仕事を終えて帰宅するまでの午後から夜間まで働くというスタイルなどさまざまです。
主には後者の方が多いですが、必要な時だけのスポットで働いたり、週5日みたいに規則的に勤務するケースもあります。
また勤務も、一般家庭ばかりでなく施設で集団を相手にしたりする場合もありますし、平日ではなく土日にイベント会場などに設けられた「託児スペース」で勤務するケースなど、曜日を問わず仕事があります。
逆の見方をすれば、条件さえ合えば、「自分の空いた時間に行なうことのできる仕事」ととらえることもできそうですね。

ベビーシッターに資格はいるの?

ベビーシッターには資格がありません
しかしながら、保育士や幼稚園教諭の免許を取得していると優遇(重宝)されることは期待できるでしょう。また、最近では通信講座などでも「ベビーシッター資格」という講座を持っているところもありますので、保育士や幼稚園教諭の免許は持っていないけどベビーシッターとして働きたい!と思っている方は、勉強して資格取得を目指すのも良いと思います。
ただベビーシッターがやりたくてとか、子供が好きなのでと言っている人より、資格を持っている人の方が、安心感を与えることはできると思いますからね。

民間のベビーシッター資格講座

  • 認定ベビーシッター(公益社団法人全国保育サービス協会)
  • ベビーシッター資格(日本能力開発推進協会)
  • ベビーシッター技能検定(一般社団法人日本医療教育財団)
  • プロフェッショナルベビーシッター資格講座(フォーミー)
  • ベビーシッター資格取得講座(キャリアカレッジジャパン)
  • ベビーシッター養成講座(まなびネット)

などがありますので参考にしてみてください。

待機児童問題で売り手市場?ベビーシッターの求人

少子高齢化が進む日本で社会問題化しているのが「待機児童問題」です。子供を施設へ預けて親が働きに出たい(出なければいけない)けれど、公的および私的な施設への預け入れができない問題です。
預け入れができないのは、定員がいっぱいであることも挙げられますが、働く人(主に母親)の勤務時間と、施設の受け入れ体制が合致していないために生ずるケースもあるのです。
そういった既存の施設へ預け入れが困難な方のために、個人的に仕事を受けるということは可能です。
また、個人で仕事を受けなくても、人材派遣会社に登録をして、派遣先を紹介してくれたり、一般企業でも、企業内の託児所のスタッフを募集していたりするのでそういったところへ応募してみるのも良いでしょう。
「少子化」とはいうものの、働き口がなくなるという状況ではなさそうです。むしろこれからの時代は、オンリーワンの特徴を売り出して、「ベビーシッターとしての私」を売り込んでいくくらいが、受け入れられる時代になるかもしれませんね。

ベビーシッター資格取得のメリットとは?

  • 子どもの年齢別に対応する実践的な保育と動画講座で具体的な動作も身につけられるので、育児に対する不安がなくなります。
  • これから子育てを経験する方にも、すでに子育てを経験したことのある方にも、どちらにも良い経験となります。
  • 子どものお世話をするためのマニュアル的な学びだけでなく感情や言語、態度など、子どもが発信する様々な表現からその子に合った保育を選ぶ対応力が身につくので、子供の発達に対応して健やかな成長を導くことができます。
  • 子育てのプロとして指導・助言ができるようになります。
  • 子育て中の人が知りたい知識を自信をもって披露できるようになります。