近年、耳にする機会の増えた「スーパーフード」という言葉の意味をご存知ですか?
スーパーフードという言葉が世の中に出回り始めたのは、1980年代頃のアメリカやカナダと言われており、食事療法を研究する医師や専門家の間で、有効成分の含有量が突出して多い食品のことを指して「スーパーフード」と呼び、使われるようになりました。その後、2000年頃からアメリカでは「ロー・リビングフード」と呼ばれる「低温調理法」がブームになりますが、この調理法がスーパーフードの含有成分を最高に活かせる調理法として注目を浴び、ロー・リビングフード実践者たちの間でスーパーフードが人気となります。
そして、発信力のある有名人やモデル、ハリウッドセレブなどの間でも有名になり、スーパーフードが世間一般に広く知れ渡ることとなります。
これらの人を通じてスーパーフードが有名になるには理由があり、スーパーフードが「健康によい栄養分を豊富に含みながら、その多くが低カロリー」であり、抗酸化作用が高く、老化や生活習慣病の予防、がんのリスク軽減などの効果が期待できるという面も有名になるきっかけとなりました。
また、スーパーフードは特別なものではなく、身近な野菜や果物も多く、りんごの皮や人参の葉を丸ごと食べるといったマクロビオティックの一物全体(ホールフーズ)に近い面もあったり、食品に含まれる複数の栄養・健康成分が体によい「薬」となるという、中国の薬膳や漢方にも通じるところがあります。
アメリカでロー・リビングフードのカリスマと称される、デイヴィッド・ウォルフの著書『スーパーフード』の中で、スーパーフードとは一般的な野菜というよりもスピルリナやカカオ、ココナッツ、クコの実などいわゆる「健康食品」だと定義しています。単に栄養面ですぐれているというだけでなく、ある特定の有効成分の含有量が飛び抜けて高いもの、ごく少量で栄養・健康成分を効率的にとれるものこそ「スーパーフード」という見解です。
このようにスーパーフードとは、はっきりと特定の食品を定義したものではなく「一般の食品よりビタミン、ミネラル、クロロフィル、アミノ酸といった必須栄養素や健康成分を多く含む、おもに植物由来の食品」という大前提のもと、提唱者によって異なる食品があげられてるのが実情です。
身体にとても良い効果が期待できるスーパーフードですが、多くの人は間違った摂取のしかたをしているのだとか。正しく摂れば栄養効果が期待できる食品も、間違った摂り方をすると栄養過多になったり、偏りが生じたりして、体にとって害となる場合も。
そんな摂取するうえである程度の知識を要するスーパーフードを正しく理解し、体の改善を希望する人へ、正しいスーパーフードの摂取アドバイスをするのが「スーパーフードプランナー」です。
スーパーフードプランナーになりたいなら、通信講座で資格を取得することが可能です。
受講期間の目安はおよそ2ヶ月程度で、通信講座の「がくぶん」にスーパーフードプランナー養成講座がありますので、それを受講します。