1級土木施工管理技士の試験内容と合格できる勉強方法|独学は可能?過去問についても

2022年8月30日

土木施工管理技士とは、建築関係ならぜひ取っておきたい資格です。1級と2級がありますが、特に1級取得者は建築現場を統括する、なくてはならない人材として求められます。1級土木施工管理技士になると、営業所ごとに必ず配置しなくてはならない専門技術者として、あるいは現場の主任技術者や監理技術者として、仕事を指揮することができます。

1級土木施工管理技士は建築業界のエリートであり、リーダーとして率先して仕事を先導していくやりがいのある立場といえます。まずは1級と2級のちがいから紹介します。

土木施工管理技士1級と2級のちがい

土木施工管理技士には1級と2級があります。

 

  • 1級・・・現場を指揮する監理技術者
  • 2級・・・作業工程ごとの責任者になれる主任技術者

1級の土木施工管理技士は、河川・道路・鉄道・水道などの建造物についての豊富な知識とスキルをもつ人とみなされます。

国から認められた国家資格なので、昇進や昇給にも結び付きやすいんです。

特に1級の土木施工管理技士は高く評価されます。もちろん履歴書にも書けますから、就職や転職にも有利です!

1級土木施工管理技士の資格者のいる会社は格が上がるそうです。そのため仕事の受注も増えるので1級土木施工管理技士は重宝されるのです。土木建築業界で仕事をする人ならはぜひ取得したい資格ですよね。

1級土木施工管理士の試験に合格した人の口コミ

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1級土木施工管理技士の試験

1級土木施工管理技士になるには試験に合格する必要があります。どんな試験内容なのか?難易度は?試験日は?

気になる1級土木施工管理技士の試験について調べてみました。

1級土木施工管理技士の試験日は?

1級土木施工管理技士の試験には学科試験と実地試験があります。

例年行われる1級土木施工管理技士の試験時期は次の通りです。

学科試験は7月上旬
実地試験は10月上旬

試験の申し込みは3月ですので遅れないように注意して下さいね。

1級土木施工管理技士の試験問題は?

学科試験

1級土木施工管理技士の学科試験の内訳は以下の通りです。

・選択問題

  • 土木一般…15問中12問選択
  • 専門土木…34問中10問選択
  • 法規…12問中8問選択

・必須問題

  • 共通工学…4問
  • 施工管理法…31問

実地試験

1級土木施工管理技士の実地試験の問題は記述方式です。

1級土木施工管理技士の実地問題も必須問題と選択問題に分かれています。

・必須問題は施工経験記述問題です。

今まで経験した土木工事の安全管理や品質管理、工程管理について問われます。

・選択問題では、施工の知識を穴埋め問題語句や施工管理方法の説明を問われます。

1級土木施工管理技士の学科試験のみ合格すると翌年は学科試験は免除されます。

1級土木施工管理技士に受験資格はある?

1級土木施工管理技士は誰でも受験できるわけではありません。

一定の実務経験が必要になってきます。

土木施工管理技士の受験資格は学歴と資格の2つのパターンに分けられます。

条件によって必要な実務経験の年数などが変わってきます。

1級土木施工管理技士の受験資格は少し複雑で、事前に調べることが大切です。

よく問題になっているのは実務経験のごまかしがあることです。

実務経験のごまかし等の不正は、受験資格そのものを失う可能性が高いです。

正確に、正直に実務経験を申告することが大切です。

1級土木施工管理技士の実務経験はごまかしても必ずあとで明らかになるもの。ごまかすとあとで何倍もいやな思いをすることになってしまいます。

実務経験についてはくれぐれも正直に申告する方がいいと思います。

自分には1級土木施工管理技士のどの受験資格があるのかを確認しましょう!

>>> 1級土木施工管理技士の通信講座

1級土木施工管理技士の合格率

1級土木施工管理技士の資格の難易度は、試験の合格率と合格ラインではかることができます。

まずは1級土木施工管理技士の合格率についてまとめてみました。

1級土木施工管理技士の過去3年間の合格率は?

過去3年間の1級土木施工管理技士の資格合格率は次の通りです。

  • 平成30年度…学科試験56.5%、実地試験34.5%
  • 平成29年度…学科試験66.2%、実地試験30.0%
  • 平成28年度…学科試験55.0%、実地試験36.7%

1級土木施工管理技士の学科試験はマークシート方式なので過去問を繰り返し勉強すれば点が取りやすです。

学科試験は50~60%の合格率になっています。

実地試験は記述式で、設問に合った記述ができるかどうかという文章の表現力も問われます。

実地試験は30%台の合格率です。

この3年間以前の1級土木施工管理技士の資格合格率についても、だいたいそのあたりのパーセンテージのようです。

1級土木施工管理技士の合格率は高いか低いか

1級土木施工管理技士の合格率は高いのでしょうか?低いのでしょうか?

特に実地試験の方は合格率が30%台と聞くと3人に1人しか合格できないのかと不安な気分になりますね。

でも大丈夫!

1級土木施工管理技士については本やスクールや講座などで幅広く試験対策が施されています。

自分に合った方法でしっかり準備をすれば1発合格も夢ではありません。

徹底的に試験対策をして自信をつけましょう!

1級土木施工管理技士の合格率は参考にする程度にとどめておくのが得策です。

自分に合った準備と試験対策に時間を注ぐことに集中しましょう!

 

1級土木施工管理技士の合格ライン

1級土木施工管理技士の合格ラインはどれくらいなのでしょうか。

1級土木施工管理技士の試験内容は毎年ちがうので、年度により合格ラインも変わってきます。

例えば前年のある教科の試験では60点以上が合格ラインだったのに、今年は57点でも合格ラインを越えたということもよくあります。

ですので、1級土木施工管理技士の合格ラインというのは、つまり何点以上が合格したかという合格点と同じ意味です。

>>1級土木施工管理技士の合格ライン

試験の合格率と合格ラインは意味がちがいます。これはどんな試験でも同様です。

合格率は全ての受験者のうちどれくらいの人数が合格しているかを表していますが、合格ラインは全ての試験問題のうちどれくらいの問題を正解すれば合格できるかを表します。

1級土木施工管理技士の学科試験の合格ラインは?

1級土木施工管理技士の学科試験は96問出されます。

そのうち65問正解すれば合格できると言われています。

つまり全問正解を100%とすると、60%正解できれば学科試験は合格できるということになります。

これが学科試験の合格ラインです。

 

1級土木施工管理技士の実地試験の合格ラインは?

1級土木施工管理技士の実地試験は全部で11問。

学科試験と比べると少ないと感じますが、記述式なので当然ですね!

合格ラインは11問中7問正解すること。

実地試験も全ての問題のうち約60%正解すれば合格ラインに達するということになります。

1級土木施工管理技士の難易度は?

1級土木施工管理技士の難易度を合格率と合格ラインから考えると、学科試験よりも実地試験の方が難易度が高いといえます。

学科試験はマークシート式、実地試験は記述式というちがいもあります。

実地試験は経験記述と選択記述があり、その年にどんな問題が出るかが分からないということもあります。

でも安心してください!

1級土木施工管理技士の過去問を徹底的に勉強することでグンと合格率は高まり、難易度は下がります!

>>> 1級土木施工管理技士の合格ラインに達するには

1級土木施工管理技士になるための勉強方法

1級土木施工管理技士になるためにはどのような勉強をすればよいか、その要点をまとめてみました。

1級土木施工管理技士の勉強方法~学科試験は過去問をマスター

1級土木施工管理技士の勉強は広範囲にわたるため、ポイントを押さえるためには過去問対策が必須です。

特に学科試験の勉強方法は過去に出された問題をピックアップして、知識を丸暗記するくらいの努力が必要です。

過去問対策が合否の明暗を分けるといってもよいと認識しましょう。

1級土木施工管理技士の勉強方法~実地試験は記述のトレーニング

実地問題は毎年出される管理項目が異なります。

勉強方法としては全ての管理項目に当てはめた文章を作成し、丸暗記するくらいの準備をしておくことが大切です。

★過去に出題された問題には全て答えることができるくらいの過去問対策をしておく。
★記述試験ではいろいろな問題を想定して模擬試験をしておく。

1級土木施工管理技士の勉強方法については、合格するための対策が書籍でもたくさん出ています。

自分の使いやすいものを手に入れて準備を進めてくださいね。

ただなかなか自分では良い本や内容のポイントが分からない人も多いと思います。

そんな方は通信講座がおすすめです。

通信講座は出題傾向を分析したデータから、必要なポイントがまとめられ、カリキュラムが組まれています。

忙しくて時間がない人は、必要最低限の時間で受験勉強をしたいですよね。

効率よくしかも最も合格に近い勉強方法を選ぶのが、最短で試験に合格する秘訣かもしれません。

1級土木施工管理技士の講座ってある?

1級土木施工管理技士の勉強をするために、独学で勉強することももちろん可能です。

参考書や問題集を買ってきて、自分で計画を立てて勉強を進めれば大丈夫です。

ただ1級土木施工管理技士の専門的な知識をもつ人の講習を受けると、確実に要点が分かり効率が良いというのも事実です。

通信講座のユーキャンでは過去10年間の1級土木施工管理技士の試験を分析したデータを蓄積しています。

それをもとにカリキュラムが組まれているので、たとえ仕事をしながらでも勉強を進めやすいと言われています。

1級土木施工管理技士の対策講座としてユーキャンは人気があるようですが、2級土木施工管理技士の講座もあります。

目的に合わせてコースを選ぶとよいですよ。

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1級土木施工管理技士を初めて受験する人には、学科から実地までをトータルして学ぶ6ヶ月の総合コースがおすすめです。

学科試験は既にパスしたという人には3ヶ月の実地試験対策コースもあります。

ユーキャンで専門的な講習を受けて、ぜひ土木施工管理技士の合格を目指していきましょう!

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