カルトナージュ(Cartonnage)は、フランス伝統の厚紙工芸のことで、厚紙(carton)で組み立てた箱などに紙や布を貼り付けて仕上げる工芸技です。
フランスでは紙で装飾したものが多いようですが、日本では布を用いたものが主流となっています。
茶箱や布箱をはじめ、フォトフレームや、ファイル、家具など、平面的なものばかりでなく、立体的な作品にも用いられています。
日常的に、カルトナージュとは知らずに接している作品もあるかもしれませんね。
実際にカルトナージュってどんなものか、ツイッターにアップされているものをピックアップしてみました。
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カルトナージュの作り方、と一言にいってもすべてが同じ工程で作るわけで貼りません。当たり前ですけどね。
基本的な箱を作る場合で、ざっくりと説明すると、
材料はカルトン(厚紙)を使用します。箱の中側用にケント紙など素材の違う紙を用意することもあります。
布を用意して、箱の外側を覆います。ここで使う布の柄が、箱の柄(デザイン)になります。
やることといえば、カッターナイフを使って厚紙を切ったり、ボンド(接着剤)を使用して箱を組み立てたり、布と箱を貼り付けたりします。
やっていることは小学校の図画工作でやるようなレベルのことですので、特に幼少期に図工が大好きだったなんていう方には、向いていると思います。
ですので、女性のみならず、男性でも上手に作ることができる人はたくさんいると思います。
あとは作りたいものに応じて、準備する材料を変えたり、それに伴って使用する工具(道具)を変えたり、接着剤を変えたりなどという試行錯誤は必要かもしれませんが、基本的な部分は同じですので、紙工芸というか、布工芸というか、そういった類の作品を作る感覚で楽しめます。
ハンドメイドで物を作ることが好きな方にはうってつけのカルトナージュ。
最近では、個人で製作して、ネットで販売したり、フリーマーケットのようなイベントで販売して、お小遣い稼ぎをしている方もいるようです。
また、ネット通販が普及したおかげで、材料の入手も誰でもできるようになったので、参入障壁はほぼなくなったと言っても過言ではありません。
あとはテクニックと、センスやアイデアしだいで、差別化を図ることは簡単ですので、ご本人の努力次第といったところでしょう。
また、自分が作るだけではなく、カルトナージュを人に教えるためのインストラクター養成の講座や、認定講師といった認定制度などもあって、こういった客観的に評価される制度を利用して、教室やサロンを開いたりするという動きも見られます。