電気工事士2種|難易度や過去問|独学で合格できるか?

電気工事士とは

住宅やお店を新築したり、増改築する際に、配線図に基づいて電気の屋内配線を行うために必要な国家資格、それが「電気工事士」です。電気工事には専門の知識だけではなく、関連法規、施工技術なども必要となり、電気工事に際しては電気工事士を取得していないと作業ができません。

電気工事士には二種と一種があり、できる電気工事の範囲が異なります。二種は一種と比べて取得しやすい反面、住宅や店舗の電気工事など、工事の範囲が限定されています。一種は二種の範囲に加えて、ビルや工場などの電気工事も可能となります。当然1種の方が取得は難しい試験となっています。

将来どんなに時代が進んでも、電気工事がなくなることはありません。ですから一度取得すれば、仕事に困ることはほぼありません。「資格手当」という形で好待遇を得ることができるのも、電気工事士の魅力の一つです。親方の下で修業しながら電気工事士を取得し、独立開業という道を歩むことも可能です。

電気工事士の難易度

電気工事士は世の中の需要が高いため、常に人材を確保する必要があります。そのためにも電気工事士の有資格者を増やす必要があり、試験問題は出題傾向が一定しており、素直な出題内容になっています。ですから事前にしっかりと対策をしておけば、合格は決して難しいことではありません。

電気工事士の試験ですから、電気の専門知識が必要なのは言うまでもありませんが、一定以上の実力があれば誰でも合格できる試験です。何が、どう問われるのか、つまりポイントを押さえて効率よく学習することで、短期間で合格基準の6割を超えることも不可能ではないでしょう。

気になるのが実技試験です。実技試験にはまず、電線やスイッチ、リレーなどの電材と呼ばれる材料を揃え、電工ナイフやワイヤストリッパーなどをの工具を揃え、その使い方や加工方法を知らなければなりません。これも何が、どう問われるかを押さえて学習する必要があるでしょう。

ユーキャンのテキストは、電気工事士試験の「何が」「どう問われる」を知り尽くした講師が執筆しています。学科試験においてはポイントを効率よく学ぶことができますし、実技試験においては動画を駆使してポイントを効率よく学ぶことができます。

電気工事士の過去問と合格率

電気工事士の過去問は、一般財団法人電気技術者試験センターのサイトでダウンロードすることが可能です。まずは一通り目を通して見て、可能であれば一度解いてみると良いでしょう。解答も公開されていますから、採点することも可能です。

電気工事の知識のない方は、合格基準である6割に達することはもちろん不可能でしょう。ですが、ある程度学習が進んでいる方や、国家試験慣れしている方から見ると、さして難しい問題ではないということが分かります。電気工事士は落とすための試験ではないということです。

電気工事士の合格率は、二種の筆記が約6割、技能が約7割です。この割合は、国家試験にしては合格しやすい試験であると言えるでしょう。一種の筆記は4割7分、技能が約6割です。二種に比べれば低いのですが、それでも半数近くは合格する試験です。やはり難易度は決して高くはないと言えるでしょう。

ユーキャンの講座で電気工事の知識ゼロから学習して、実際に合格した方が出ています。これは教材の執筆陣が「何がどう問われるか」をすっかり押さえているということ。またそれを確実に身に着けてもらうノウハウがあるということ。投資に対する十分なリターンが得られる講座であると言えるでしょう。

工業高校電気科出身で、高校生の時に苦労して電気工事士に合格した方にユーキャンの教材を見てもらいました。工業高校の電気科は電気工事士だけを学ぶわけではありませんが、電気工事士の教材に限って言うならば「高校生の時に欲しかった」という感想を述べておられました。