漢字検定(漢検)2020年度の試験日はいつ?申込みから受検まで
日本漢字能力検定(にほんかんじのうりょくけんてい)は、「公益財団法人日本漢字能力検定協会」が実施・認定する漢字能力に関する民間資格です。省略して「漢検(かんけん)」という呼称が有名です。
デジタル時代で、文字を読むことは多くても、書く機会が激減し「漢字の書けない人」が増加傾向にある日本で、漢字に関する知識や教養を身につけ、今まで知らなかった言葉の意味を知っている人材へのニーズはひそかに高まりを見せつつあります。
漢字検定は、実用性の高い検定として社会的に認められているので、入試優遇や単位認定、さらには事務系企業や官公庁といった就職試験でも好印象を与えられます。
こんな人ほど受けるとイイ!漢字能力検定
- 普段、パソコンやスマホの利用が多い
- 最低限の常用漢字くらい身につけておきたい
- 身の周りやネットの記事で、漢字の誤用が気になる時がある
- 1日の中で、学習に長い時間は取れない
- せっかくなら、公私で役立つスキルがいい!
漢字検定(漢検)のレベル
1級
大学・一般程度、対象漢字数約6000字
常用漢字を含めて、約6000字の漢字の音・訓を理解し、文章の中で適切に使える。
準1級
大学・一般程度、対象漢字数2994字
常用漢字を含めて、2994字の漢字の音・訓を理解し、文章の中で適切に使える。
2級
高校卒業・大学・一般程度、対象漢字数2136字
小学校・中学校・高等学校で学習する常用漢字を理解し、文章の中で適切に使えるようにする。
準2級
高校在学程度、対象漢字数1940字
小学校・中学校で学習する常用漢字の大体を理解し、文章の中で適切に使えるようにする。
3級
中学校卒業程度、対象漢字数1607字
小学校学年別漢字配当表のすべての漢字と、その他の常用漢字600字程度を理解し、文章の中で適切に使えるようにする。
4級
中学校在学程度、対象漢字数1322字
小学校学年別漢字配当表のすべての漢字と、その他の常用漢字300字程度を理解し、文章の中で適切に使えるようにする。
5級
小学校6年生修了程度、対象漢字数1006字
小学校第6学年までの学習漢字を理解し、文章の中で漢字が果たしている役割に対する知識を深め、漢字を文章の中で適切に使えるようにする。
6級
小学校5年生修了程度、対象漢字数825字
小学校第5学年までの学習漢字を理解し、文章の中で漢字が果たしている役割を知り、正しく使えるようにする。
7級
小学校4年生修了程度、対象漢字数640字
小学校第4学年までの学習漢字を理解し、文章の中で正しく使えるようにする。
8級
小学校3年生修了程度、対象漢字数440字
小学校第3学年までの学習漢字を理解し、文や文章の中で使えるようにする。
9級
小学校2年生修了程度、対象漢字数240字
小学校第2学年までの学習漢字を理解し、文や文章の中で使えるようにする。
10級
小学校1年生修了程度、対象漢字数80字
小学校第1学年の学習漢字を理解し、文や文章の中で使えるようにする。
漢字検定(漢検)の試験日程
2020年度の試験日程
第1回
2020年3月1日(日) 第1回受付開始日
5月21(木) 第1回申込締切日
※ただし、書店での申込受付は2020年5月18日(月)まで。
書店での支払い後、願書の郵送は2020年5月21日(木)協会必着
6月14日頃 受検票が届きます
6月21日(日) 第1回検定日
7月31日~8月10日頃 検定結果が届きます
第2回
2020年7月1日(水) 第2回受付開始日
9月18日(金) 第2回申込締切日
※ただし、書店での申込受付は2020年9月15日(火)まで。
書店での支払い後、願書の郵送は2020年9月18日(金)協会必着
10月11日頃 受検票が届きます
10月18日(日) 第2回検定日
11月27日~12月7日頃 検定結果が届きます
第3回
2020年11月1日(日) 第3回受付開始日
2021年1月15日(金) 第3回申込締切日
※ただし、書店での申込受付は2021年1月12日(火)まで。
書店での支払い後、願書の郵送は2021年1月15日(金)協会必着
2月7日頃 受検票が届きます
2月14日(日) 第3回検定日
3月26日~4月5日頃 検定結果が届きます
漢字検定(漢検)の申し込み方法
ホームページ
日本漢字能力検定ホームページより申し込みができます。
コンビニ
コンビニに設置してある端末機から申し込みができます。コンビニのレジにて検定料を支払えば、願書の郵送は不要です。
ローソン「Loppi」、ミニストップ「MINISTOP Loppi」、セブン-イレブン「マルチコピー」、ファミリーマート「Fami ポート」、サークルK サンクス「Kステーション」
書店
大学生協を含む全国の取扱書店で検定料を支払うと、受検要項、願書、書店払込証書、領収書、専用封筒を渡されるので、願書に必要事項を記入し、書店払込証書といっしょに専用封筒に入れ、必着日までに届くように協会へ郵送します。
※必着日を過ぎると、申込みが無効となり、検定料も返金されません
漢字検定(漢検)の会場
受検会場は、検定日の約1週間前に日本漢字能力検定協会から届く受検票に記載されていますので、そこで確認します。
受検申込時に希望の「受検地区」を指定するようになっているので、その地域が考慮されたものになっています。
希望した受検地区が満員の場合は、住所を考慮した近隣地区での受検となる場合もあるそうです。希望の受検地区と違う場所での受検となった場合でも、キャンセルはできませんのでご注意ください。
漢字検定(漢検)の合格点の基準は?
1級・準1級・2級
200点満点で80%程度の正答で合格
準2級・3級・4級・5級・6級・7級
200点満点で70%程度の正答で合格
8級・9級・10級
50点満点で80%程度の正答で合格
漢字検定(漢検)の過去問はなにがオススメ?
受検者数は、3級をピークに2級~5級が多い傾向にあります。
過去問は書店でも10級のものから級別に取り扱いがあるので探してみると良いでしょう。
5級以下の合格率は、おおむね7割以上ありますが、4級以上になると5割を割ってくる傾向にあり、4級以上を狙うには難易度が上がります。
通信講座の「ユーキャン」の漢字検定講座では、この難しくなる4級・3級・準2級・2級の範囲を学習することができます。
内容も、ただひたすらに書いて覚えるようなものではなく、漢字の成り立ちや、過去によく出題されるタイプなど、よりわかりやすく、覚えやすく、また楽しく学習できる工夫がされているので、途中でついつい投げ出してしまいがちな方でも続けることができる教材として好評なのでオススメです。
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