個人情報保護士の必要性に注目高まる!資格を先取りしよう

個人情報保護士とは

個人情報保護士」という資格を聞いたことはありますか?まだまだ馴染みのない資格かもしれませんが、2005年に個人情報保護法が全面施行された年に作られた資格で、「財団法人全日本情報学習振興協会」が認定している民間資格です。
「個人情報保護士」は、その名前からもわかる通り、個人情報保護法を正しく理解し、企業実務において個人情報を適正に管理・運用する知識と実践力をもつエキスパートとして、多くの企業から注目を集めている資格なのです。
個人情報保護法の改正により、事業所の規模に関係なく全ての企業が個人情報保護法の対象となったことやマイナンバー制度の導入に伴い今まで以上に個人情報のセキュリティが重要視されるようになったことから、専門的な知識を持つ立場から、個人情報の運用・管理、アドバイスを行うことが主な役割となっています。

受験資格

受験資格に学歴などの条件はなく、企業で法務や個人情報保護、コンプライアンス関連部門を任されている企業社員のみではなく、コンサルタントや弁護士・行政書士・社会保険労務士等、独立して事業を行う個人も多く受験しています。
企業における個人情報保護管理体制の管理者や個人情報を実際に取り扱う部署で業務を行っている社員、総務、人事部系の方が資格取得する傾向が多く見られます。
今や、情報管理は法人・個人関係なく重要視される項目であり、個人情報保護士の資格取得者を置いておきたいという事業所側のニーズは高まっていくと予想されます。

個人情報保護士の試験や合格率

財団法人全日本情報学習振興協会が主催する「個人情報保護士認定試験」が四半期ごとの3月・6月・9月・12月の第2もしくは第3日曜日に実施されます。
内容は、マイナンバー法の理解を含む「個人情報保護の総論」(課題Ⅰ)と「個人情報保護の対策と情報キュリティ」(課題Ⅱ)が各50問ずつの計100問出題され、各課題をそれぞれ80%以上正解すると合格となります。
なお、「マイナンバー実務検定」の1級・2級合格者はマイナンバー分野の問題が免除される措置もあります。

合格率

主催者発表による合格率は「35%」程度と言われています。

更新資格

この資格は「更新制度」となっており、2年に1度行われる更新試験(オンライン受験)に合格しない資格を更新できなくなります。

Pマークとの関わり

日本には、個人情報について適切な保護措置を講ずる体制を整備している事業者等を評価して、その旨を示すプライバシーマークを付与し、事業活動に関してプライバシーマークの使用を認めるとしている「プライバシーマーク制度」というものがあります。
通称「Pマーク(ピーマーク)」とも呼ばれていますが、このマークを掲げるには個人情報保護体制についての審査を受け、認定されなければなりません。逆に言えば、このマークを掲げている企業(法人)は、個人情報について適切な取り扱いをしているというお墨付きを受けたようなもの。企業としてのステータスにもなりますし、社会的信用度が増すという意味で、Pマーク取得とその維持に力を注いでいる企業も少なくありません。
個人情報保護士の配置とPマーク取得には直接的な因果関係はありませんが、この資格取得を目指すうえでは、切っても切れない制度として認識しておく必要はあるでしょう。

忙しい日々の中で勉強する方法

ビッグデータの活用や、サイバーセキュリティなどという言葉が躍る現代社会において、「個人情報保護」というものは企業活動を行っていくうえで避けては通れない分野であることは間違いありません。そんな個人情報と専門的に向き合う資格だからこそ、社会的需要を感じ資格取得を目指そう!と思い立つ人も多くいます。
しかしながら、勤務する会社などから業務の一環として命じられ、学習時間もそれなりに確保されているのならまだしも、自分のキャリアアップのために取得を考えている人は、これまでの日常生活の中に資格取得のための「学習時間」を詰め込んでいかないといけないわけで、そう簡単なことではないのかもしれません。
予備校の「代々木ゼミナール」では各回試験前に「認定試験対策セミナー」を開催しているそうですが、直前のみ学習して合格するほど簡単なものではないようです。そうなると、日々コツコツと学習する必要があるわけで、忙しい毎日を送る方は「勉強する時間なんて取れないよ~」ともどかしい思いをしている方も多いのではないでしょうか。

「スタディング」の「個人情報保護士 合格コース」

そんな多忙な方にお勧めするのが、通信講座「スタディング」の「個人情報保護士 合格コース」の受講です。
通信講座なんて、結局自宅で時間作って、テキスト開いて勉強しなきゃいけないでしょ!となりがちですが、スタディングの講座は「スキマ時間」を活用しながら学習できるので、通勤時間や、ランチタイム、帰宅後のわずかな時間でも学習が進められる独自のカリキュラムを組んでいます。
しかもパソコンだけではなく、スマホやタブレット端末でも解説動画を見ることができるので、とても便利なんです。スキルアップしたいけど、時間がない!と諦めかけていたアナタ!チャンスは目の前に落ちてますよ!!

類似資格

  • 財団法人全日本情報学習振興協会主催「個人情報保護法検定」(個人情報保護スペシャリスト認定試験)
  • 東京商工会議所実施「ビジネス実務法務検定試験
  • 特定非営利活動法人 日本プライバシーコンサルタント協会「認定プライバシーコンサルタント資格」「プライバシー保護検定試験
  • 一般社団法人金融財政事情研究会主催「個人情報保護オフィサー」(金融業務能力検定試験)