ウソの見抜き方講座|詐欺被害防止にも役立つスキル
人はなぜ嘘をつくのか?
嘘をついて他人を欺き、そして時には嘘をつかれて欺かれ。
人間はどうして「嘘(うそ)」をついてしまうのでしょうか?
日常を見渡してみて、どんなときに嘘をついたり、また嘘をつかれたりしているでしょうか。
「嘘は悪いこと」というイメージを抱く方が多い傾向にありますが、嘘は悪いことなのでしょうか?
人間が嘘をつき始めるのは、3歳くらいからと言われています。3歳の時点では、嘘をついている、つまり嘘を必要とする意識が芽生えているということですね。
「嘘も方便」ということわざがあるように、私たち人間は「必要に駆られて嘘をついてしまう」ときもあります。
例えば、テレビの食レポを見ていると、わかってはいるけどみんな「おいしい~」と言います。あれは果たして本当なのでしょうか?本当においしくて言っている場合もあれば、本当はマズいけど、「ここでマズイと言うわけにはいかない」という心理が働き、作り笑いを添えて「おいしい~」と言っていることもあるでしょうね。ただ、これを「ウソ」と断罪する前には少し考えなければならないことがあります。それは、この嘘は悪いことなのかということです。
マズイ食べ物を「おいしい」と伝えた。
これによって生ずるメリット・デメリットを考えてみると・・・
【メリット】
- お店が良いイメージに見える(伝わる)
- 視聴者を不快な気持ちにさせない
- お店の関係者や、番組制作関係者には喜んでもらえる
【デメリット】
- SNSなどで事実が判明し、お店にとってマイナスの評価が流布される可能性がある
- 「おいしい」と伝えた人(タレント)の信頼性が損なわれる
- 伝えた人(タレント)本人の心理的負荷が生じる
挙げればもっと出そうですが、なんとなくこんな感じでしょうか。
一見「悪」とされる嘘も、ある特定の人には良い面で働き、その反面ではマイナスの力として働いていることがわかりますよね。つまり嘘が全部「悪」ではないということは言えそうです。
嘘のタイプ
一言に「嘘」と言っても、状況や嘘をつく理由などによって12のタイプに分類できます。
- 予防線…予測されるトラブルを事前に避けようとする嘘
- 合理化…失敗した時に言い訳をする嘘
- その場逃れ…ありもしないことを苦しまぎれに言う一時しのぎの嘘
- 利害…主に金銭問題などで、自分が得をする形にもっていこうとする嘘
- 甘え…自分を周囲に理解してもらいたくてつく嘘
- 隠し…自分のしてしまった罪を隠そうとする嘘
- 能力・経歴…相手より優位に立つためにつく嘘
- 見栄…自分をよく見せるためにつく嘘
- 思いやり…相手を傷つけないようにつく嘘
- 引っかけ…からかって相手をだます嘘
- 勘違い…自覚はなくても、知識不足などから結果として嘘になってしまうもの
- 約束破り…意図的でなくても、約束が果たせなかったりして結果として嘘になってしまうもの
嘘の見破り方
嘘をついている人が分かる人っていますよね。それってなぜなんでしょう?
一番イメージしやすいのは、取り調べをする刑事さんでしょうか(笑)
嘘を見破るのに必要なのは、顔の怖さ?眼力?ドスの効いた声質?嘘を見破れる人は何を見ているのでしょうか?
嘘をつく人にありがちな特徴と言われていること
- 口数が増え、早口になる
- 顔、喉、口をよく触る
- 「どうして、そんな事聞くの?」と言い返してくる
- 話題を変えようとする
- 返事が適当・あいまい
- 手の動きを隠す
- 普段と比べて目を合わせる時間が短かったり、逆に不自然に長い
- 「えっ?」や「ん?」を連発する
- イエス・ノーで答えられる質問にダラダラと文章で答える
- 視線が右上を向く
- 間違いを認めない
嘘を見破るテクニック
嘘を見破る方法や、嘘をついている人にありがちな動作(しぐさ)は諸説いろいろありますが、嘘も“プロ級”になってくると、これらのことも熟知したうえで嘘をつくという高等テクニックになってきます。
そうなると素人にはもうお手上げです。
日常会話の、お友達との間でのウソは、笑って許せることもありますが、近年多発する詐欺被害に代表されるような、実害が自分の身に降りかかるような嘘からは身を守らなければなりません!
ではそんな詐欺集団がわかりやすい嘘つきのしぐさをするのか?といえば、向こうも「騙しのプロ」ですからそう簡単に見破れるわけがありません。
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【元ベテラン刑事が教える】ウソの見抜き方講座
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これから高齢化社会が進行する日本では、お年寄りが詐欺被害のターゲットとして狙われて続けることが容易に考えられます。
そんなお年寄りや、その家族を詐欺被害や怪しい話から守ってあげることもできるようになる。もしかすると新たなビジネスとしての展開もできるかもしれません。
冗談で終わらせず、嘘に騙されたくない!という方は、一見の価値ありの講座です。
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